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サイトを訪れたユーザーにより訴えかけることのできるコンテンツとはどのようなものなのか。Webに適した文章の書き方をはじめ、Webコンテンツの企画、編集まで、幅広くご紹介します。

2006年10月 2日

読み手のメンタルモデルに配慮する

人間は情報がインプットされると、自分なりにその情報を消化して、独自の世界を頭の中に描き出します。そしてその後の情報は、描いた世界に従って処理し、次の展開を予想しようとするそうです。このことを心理学では、メンタルモデルという概念で表わします。

このあと、さらにインプットされた情報が描いたメンタルモデル通りだった場合、この情報は「理解しやすい」ものだった、ということになります。

逆に、インプットされた情報が描いたメンタルモデルに反する内容だった場合、頭の中でメンタルモデルを修復しようと、頭の中でちょっとした混乱が発生します。そうなると、この情報は「理解しにくい」となるわけです。

ライティングにおいては、こうした読み手の心理状態に反するような文章展開をしないように、気をつけなければなりません。

たとえば「この製品の特長はAとBとCです」という文章があったとします。この文章を読んだ人は、A、B、Cという順番で特長が説明されるだろう、という予測を自分の頭の中で立ててから、文章を読み進めるはずです。

しかし、このメンタルモデルに反して、文章の展開がB、C、Aと進んだり、A、Bの説明のあと、Cが省略されていたりすると、読み手はパニックを起こします。Webの場合、すぐに他のページへ移動してしまうことも考えられますので、ライティングの際には、読み手のメンタルモデルにも気を遣うことが必要です。

ちなみに、文字数やレイアウトへの配慮、実際にHTMLで確認したときのニュアンスなどから、文章を完成させたあとに、段落をそっくり入れ替えたり、丸ごと削除しなければならないことがあります。そうしたときに、このような展開のズレが発生しがちですので注意しましょう。(上原)

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