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サイトを訪れたユーザーにより訴えかけることのできるコンテンツとはどのようなものなのか。Webに適した文章の書き方をはじめ、Webコンテンツの企画、編集まで、幅広くご紹介します。

2006年11月 2日

小さな“窓”に書く

今回は、少し視点を変えて、Webライティングと紙媒体における、執筆の違いを考えてみましょう。

Webライティングとは、Webを媒体として文章を執筆することであり、当然紙を媒体として書くのとは少し違っています。
というのも、私たちがWeb上の文章を読むとき、ディスプレイ状に表示したブラウザという“窓”を通して見ます。Webライティングは、その “窓”を通して読まれるという前提を持って、行うことになります。

では、この“窓”のサイズは、一体どれくらいなのでしょうか。
たとえば、この「WebライティングBlog」をXGA(1024×768pix)で画面いっぱいに見た場合、記事部分は、横が45字、縦が20行弱なので、一度に見える文字数は約900字になります。これをさらに広いSXGA表示(1280×1024pix)で見たとしても、横の文字数は固定で変わらず、縦が4/3倍になる程度なので、約1200字にしかなりません。

雑誌などでは、大体1ページが2000字程度(小さな画像が1~2個入る場合を想定)。見開きにすると4000字を越えます。つまり、初期表示領域において、「WebライティングBlog」は雑誌に比べて1/4弱の広さしか確保できていないということになります。

ここでは、「WebライティングBlog」を例にとりましたが、このBlogは横の文字数や行数を多めにとっており、さらにヘッダやサイドのメニュー領域が比較的コンパクトに設計されているため、表示できる文字量はほかのサイトより多めであると考えてもよいでしょう。それでも、初見で雑誌に比べて1/4弱の領域しか見えないことになります。

Webサイト上の文章を読むときの、あの何ともいえない閉塞感、不自由な感じというのは、この表示領域の小ささに起因するのかもしれません。

-ブラウザという小さな“窓”から、のぞき込むようにして読まれる文章。

これを念頭においてライティングすると、Webライティングの本質がわかってくるかもしれません。(松岡)

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