サイトを訪れたユーザーにより訴えかけることのできるコンテンツとはどのようなものなのか。Webに適した文章の書き方をはじめ、Webコンテンツの企画、編集まで、幅広くご紹介します。
2007年5月17日
BtoBかBtoCか
最近、メールマガジンのお仕事で、ある重機メーカー様にお伺いしました。すると打ち合わせの際、下記のような話が出てきました。
- 弊社のメルマガは見込顧客との関係構築、維持を目的にしています
- ただし、押しつけがましいのはイヤなので、営業色は少なく
- ところでビジネス系のメルマガ制作実績はありますか?
- 今度BtoBの実績を教えてください
いかがでしょうか、特に問題のあるような会話ではないのですが、私が少し引っかかったのは、BtoBにこだわられていた点です。
「重機メーカーであれば、基本はビジネスユーザー宛のメルマガなのだから、当然BtoBだろう」という意見もあるかと思いますが、ここでポイントになるのは、メーカー様の要望に、以下の二点があることです。
- 見込み客との関係構築、維持
- 営業色は少なくしたい
これであれば、特別BtoB的なメルマガである必要はないと思うのです。もっとソフトな内容でも良いのではないでしょうか。例えば、春であればお花見情報、夏であれば花火大会情報といったような。
もちろん、デザインや言葉遣いといった部分には配慮が必要(砕けすぎはNGでしょう)ですが、結局BtoBかBtoCかは、その部分、つまり見た目や言葉遣い程度の違いに過ぎないのだと思います。昔思っていた以上に、両者を分ける壁は低いのではないかと、最近は感じています。(渡辺)
2007年5月10日
インタビュー取材の要はヒアリングシート
今さら書くまでもないかもしれませんが、インタビュー取材を行う上で、そのインタビューのでき、インタビュー後の原稿執筆を左右する最大の要因は、やはりヒアリングシートであり、またその内容になります。
極端な話、作りたいコンテンツ内容を的確に反映したヒアリングシートを作り、事前に聞き手の方に確認していただき、さらにはインタビュー前に回答をいただければ、取材はほとんど終わったも同然。あとは実際のインタビュー現場で、掘り下げたいところを聞くだけです。
もっとも、ここまでうまくいかないこともしばしば。しかし、ヒアリングシートがあれば、インタビューの進行がよりスムーズなのは言うまでもありません。
また、インタビューの進行以前に、ヒアリングシートの作成は、自分自身の作業適正化にも寄与します。それは、ヒアリングシートを作る作業は、すなわちコンテンツ内容の再確認であり、事前調査であるからです。
実際、ヒアリングシートを作る段階で、「ここは、こういう話の方がいいな」「別にこの辺はいらないな」といったようなことも少なくなく、その過程で、何を調べればいいかも必然的に見えてきます。(渡辺)