サイトを訪れたユーザーにより訴えかけることのできるコンテンツとはどのようなものなのか。Webに適した文章の書き方をはじめ、Webコンテンツの企画、編集まで、幅広くご紹介します。
2006年9月 6日
設計図を書こう!
メール、報告書、プレゼン資料…
ビジネスでは、文章を書かなければならないシーンが数多く存在します。
まっさらの紙(もしくはデータ)を前にして、頭を抱えてしまったことはありませんか?四苦八苦してまとめた文書なのに、結局何が言いたいのかわからないものになっていたことはありませんか?わかりやすい文書を、効率的に作成するためには「コツ」があります。それは、「設計図」を作成する、ということ。設計図の作り方は人それぞれかと思いますが、ここではそのうちのひとつをご紹介します。
1)思いついたことを箇条書きにする
文書に挿入したいと考えている項目を、実際に挿入する・しないにかかわらず、思いつく端からすべて箇条書きにしていきます。
こうすることで、言いたいことの「モレ」を無くすと同時に、混沌としていた頭の中の整理がついてくるというメリットもあります。
2)箇条書きを段落分けする
文書の導入部(段落1)、展開部(段落2)、締め(段落3)、それぞれの段落で何を言うかを決定し、さきほど箇条書きにしたものを割り当てていきます。
なお、箇条書きすべてを割り当てなくてもかまいません。
3)箇条書きを文章にまとめる
各段落ごとにまとめられた箇条書きを、文章としてつなげます。
言いたいことがうまく伝わってこない文章によく見られるのが、メインとなる情報のほかに、余計な情報がたくさん詰まってしまっている状態。書いているうちにあれもこれも…となって、結局は焦点がぼやけてしまうんですね。
モニターを通して読む文章は、紙に比べるとやはり読みにくいため、簡潔に伝えることが重要です。余分な情報だと感じたら、思い切ってばっさりカット。カットしたものは、別のコンテンツとした方がずっと読者に対しては親切です。
言いたいことを詰め込みすぎないためにも、設計図作成をオススメします。(三宅)