サイトを訪れたユーザーにより訴えかけることのできるコンテンツとはどのようなものなのか。Webに適した文章の書き方をはじめ、Webコンテンツの企画、編集まで、幅広くご紹介します。
2006年8月30日
文字の見た目も気にしてみませんか?
手書きとパソコンを使ってのライティング、その絶対的な違いはどこにあるでしょうか?漢字に弱い筆者にとって、パソコンを使っていれば漢字をあまり覚えていなくても大丈夫、というのが最大の違いなのですが、これは漢字を良く覚えている方にとってはそれほど意味のあることではありません。
もっとも大きな違いは、全角文字、半角文字が存在することでしょう。これがなぜ存在するかは他のコンテンツに任せるとして、ライティングの観点から全角文字、半角文字の扱いを考えてみましょう。まずは以下の一文を読んでください。
A.CMSツールを導入すれば、HTMLの知識がなくても更新作業を行える。
この文章を読んで、なんだか気持ち悪くはないですか?少々強引ですが…
それでは、こうするとどうでしょうか?
B.CMSツールを導入すれば、HTMLの知識がなくても更新作業を行える。
もしくは
C.CMSツールを導入すれば、HTMLの知識がなくても更新作業を行える。
変な気持ち悪さは消えたのではないでしょうか?何をしたかは簡単なことで、全角文字、半角文字をどう扱うか決め、そのルールに則って文章を記述しただけです。
Aの文章は英字が全角、もしくは全角半角混在。さらには半角カタカナが混入していて、文字の扱いにまったく統一感がありません。一方Bでは、英字は半角、漢字、ひらがな、カタカナは全角。Cではすべて全角文字といったようにルールを決めています。些細なことですが、こうしたことに留意するだけで文章の見た目ががらっと変わってきます。
Webライティングに限ったことではありませんが、パソコンを使ってライティングをする際に、全角文字、半角文字を意識して、文章自体の見た目にもちょっと気を配ってみませんか?(渡辺)